クレジットカードの知識<第3版>
駅前の書店で並んでいた日経文庫のコーナーから面白そうだったので購入。第3版になり書き下ろしたという第Ⅴ章「求められる新しいビジネスモデル」の章が秀逸。
現在のクレジットカードの収益構造はキャッシングサービスからの収入に大きく依存している。しかし貸金業規制法の改正により上限金利が引き下げられたり、過払い訴訟の対応、ポイントサービスの拡充などで、クレジットカードのビジネスは儲からなくなってきている。今後はどうやって収益を上げていけばいいかなということが書いてある。
また、法律関連の内容も多く、デビットカードとクレジットカードは使い方はほとんど同じに見えるが、全く異なるものだと言うこともちゃんと書いてある。
興味深いのは、カードホルダーの大部分は金利を払わない一括払いが多いと言うこと。リボルビング払い(米国で言うミニマムペイメント)は少ないそうだ。やっぱりそうだよね。一度も金利払ったことないし。やっぱり、日本人の性質っぽい。
まぁ、手数料という名目で販売単価に上乗せされ、加盟店が間接的に支払っているのだけれど。しかし、現金で払うのとクレジットカードで払うので、価格に差がないのならば、クレジットカードを使うしなぁ
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