フリーター、家を買う。
「フリーター、家を買う。」、有川浩、丸の内Office Web連載小説
「フリーター、家を買う。」は、nikkei.net の丸の内オフィス で連載されていた小説である。 2007/12/27 から 2008/1/18 の間は全章が無料で公開されていた。
主人公は大学卒業後、新入社員として会社に入社するも 3 ヶ月で退職。その後、ニート/フリーター状態になるが、母の病気が発覚。これを契機に就職を目指し、母の病気の原因の一つとなった家を変えるため(引っ越すため)奮闘するという物語。
と書いてしまうと、ふーん で終わってしまうような内容だが、これは私の書評の能力が低いからです。大変面白い小説でした。一時期とはいえ、無料で全て読めてお得でした。
この小説は、就職を目指している方が読むとためになると思う。履歴書の書き方とか、面接での受け答えなども主人公を通して語られているし。
後半は若干、ストーリーができすぎている気がしたが、まぁ、面白かったので良いんじゃないでしょうか。インターネットで求人してもそう簡単には人は集まらないんですよ。あの程度の条件ではね。実際にやってみればわかるけど。
インターネットの求人というのは、たぶん、まだ、新卒くらいしかメジャーになっていないと思う。一度就職して退職した人はハローワークに行くでしょ。まずは。あるいは、転職先が決まってから退職するか。ハローワークに行かないと雇用保険の手続きが出来ませんからね。
ところで、残念なことに、実はこの小説、まだ書籍になっていない。いつなるんでしょう。もったいない。
有川浩氏は図書館戦争という小説で有名になった方のようだ。こちらの本は私はまだ未読。「フリーター、家を買う。」が大変面白かったので、こちらの小説は購入しようかと思う。
コメント 0