シン・マシン (SFシリーズ・Jコレクション)
amazon.co.jp でのカスタマーレビューを見るとあまり評価が良くない。1800円の価値があるかは微妙だ。しかし、作品はそれを読んでからでないと面白いか否かが分からないから仕方がない。もっとも、私は図書館から借りて読んだのだが。
脳の一部が機械になってしまう奇病が蔓延している都市、その奇病は情報伝達手段を一変させ、他人の体験を、あたかも自分が体験したように感じることが出来るという。そして、都市間に張り巡らされた特急郵便管。全ての物資はこの管により運ばれ自動車などの輸送手段が不必要になった世界。
しかし、その奇病に罹患することの出来なかった一部の人間は不遇の人生を送っていた。そんな主人公は弟を救う旅にでるという物語。そこでは、送達者と呼ばれる異形の者たちとの戦いが繰り広げられ、次第に世界の謎が明らかになっていく。
本書は SF 小説だがリアリティ不足。SF としてのキーワードとしては「ナノマシン」が該当するだろうか。ナノマシンは世界を統べる存在になりたいと思うかなぁと。ちょっと無理が...
あとがきで著者は「たこ焼きの分け前と兄弟愛」を主題にしたと述べている。本書の後半では確かに兄弟愛が語られているとは思う。しかし、全体的に無理があるような...。ところで、本書はハッピーエンドで終わっているのでしょうか?物語上の設定上ハッピーエンドはあり得ないのでしょうかね。難しいね、お終いって。
脳の一部が機械になってしまう奇病が蔓延している都市、その奇病は情報伝達手段を一変させ、他人の体験を、あたかも自分が体験したように感じることが出来るという。そして、都市間に張り巡らされた特急郵便管。全ての物資はこの管により運ばれ自動車などの輸送手段が不必要になった世界。
しかし、その奇病に罹患することの出来なかった一部の人間は不遇の人生を送っていた。そんな主人公は弟を救う旅にでるという物語。そこでは、送達者と呼ばれる異形の者たちとの戦いが繰り広げられ、次第に世界の謎が明らかになっていく。
本書は SF 小説だがリアリティ不足。SF としてのキーワードとしては「ナノマシン」が該当するだろうか。ナノマシンは世界を統べる存在になりたいと思うかなぁと。ちょっと無理が...
あとがきで著者は「たこ焼きの分け前と兄弟愛」を主題にしたと述べている。本書の後半では確かに兄弟愛が語られているとは思う。しかし、全体的に無理があるような...。ところで、本書はハッピーエンドで終わっているのでしょうか?物語上の設定上ハッピーエンドはあり得ないのでしょうかね。難しいね、お終いって。
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