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仕事は楽しいかね? 2

仕事は楽しいかね? 2

仕事は楽しいかね? 2

  • 作者: デイル・ドーテン
  • 出版社/メーカー: きこ書房
  • 発売日: 2002/07/26
  • メディア: 単行本

仕事は楽しいかね? の続編である。邦題は「仕事は楽しいかね?2」 なんて無難なタイトルになっているが、原題は全く違う。

  • 仕事は楽しいかね?: THE MAX STRATEGY
  • 仕事は楽しいかね?2 : THE GIFTED BOSS
THE MAX STRATEGY は直訳すると最大化戦略?になるだろうか。MAX は登場人物の名前でもある。

THE MAX STRATEGY よりも 「仕事は楽しいかね?」の方が邦題としてはずっと良いので、名前が売上げを左右する好例かもしれない。

THE GISTED BOSS を 「仕事は楽しいかね?2」 にしたのは、「仕事は楽しいかね?」の売上げが良かったからだろう。直ぐに続編だと分かるし。

そんな本書の内容は、前作とはちょっと違う。「最高の上司と最高の部下」の話。「最高のチームを作るには?」と言い換えられるかもしれない。前作での教えを自分の物にした主人公は出世し部下もいる管理職に昇進した。しかし、それはそれで悩みが尽きない主人公は MAX に教えを請うことにした...

という話。今回も小説の形態で教訓が語られるみたいな構成。以下目次。

  1. “ほんもの”の上司に出会ったことはあるかね?
  2. 優れた上司は、常にお役所的な体制と戦っている。
  3. 優秀な管理職の基本的な仕事は、管理することじゃない。
  4. 仕事選びの大切な基準は“いまより幸せになれること”なんだ!
  5. 有能な部下は、探すことより探されることのほうがずっと多いんだ。
  6. 労働移動率が20パーセントの企業の方が10パーセントの企業よりずっと健全だと言うこともある。
  7. 仕事は楽しくなくちゃだめだ。職場から笑い声が聞こえてこなければ、きみのやり方は間違っているということだろうね。

目次がそのまま本書の内容の要約になっている。目次を読むと妥当なことが並べてあるが、正直に言うと、私は本書の結論は自分好みではない。MAX の言う「最高の上司と最高の部下」は私にとっては疲れすぎる。

本書を読了して最初に思ったのは「自由競争ってやっぱり厳しいなー」である。「最高の」という形容詞が付くだけのことはある。もう少しゆっくりした人生があっても良いのではないだろうか。


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