SSブログ

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫
Happy End の定義は難しいなと思ったのが、この小説を読んで真っ先に感じた感想。どことなく Final Fantasy X/X-2 のストーリーを思い出した。

人類を絶滅せんとする謎の地球外生命体との攻防を描くSF小説。地球外生命体は大変強く、現在の人類が太刀打ちできないだろう状況になると、戦闘部隊は過去へタイムスリップする。そして、同様にタイムスリップして現れた(あらわれるであろう)地球外生命体と現地の人類とともに戦う。もし、そのときの戦況が著しく悪い状況であれば、さらに過去へとタイムスリップして...を繰り返すという物語。

戦闘部隊が現地の人々と如何に共同戦線を張るかが、見所の一つ..かな。

珠玉の時間SF小説。

閑話休題。

それにしても時間 SF は難しい。因果律の問題があるから、色々と無理が生じるのは避けられない。この小説では確率と平行宇宙をその解としている。因果律というのは最強の縛りなんだろうなと思うとともに、そこをどうやって克服するのかが時間 SF のおもしろさの一つかもね。


時砂の王


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。