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プロセス・アイ

プロセス・アイ

プロセス・アイ

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本
脳科学者、茂木健一郎氏の初の小説作品。「プロセス・アイ」理論という人工的に人間の知能を作る理論に纏わる SF 小説。カタカナ表記の「プロセス・アイ」よりも英語表記の「Process A.I.」の方が意味を良く表している。


私は 本書を読んで SF 小説だと思ったが、それほど SF 色は強くない。Amazon.co.jp にある他の方のレビューにもあるが、初の小説作品としてはしっかりしている。しかし、読後感はあまり良くない。ネタバレしかねないので詳細は書かないが、中途半端な感じを受ける。最終的に、著者はこの小説を通して何が言いたかったのかよく分からなかった。「心脳問題ってとっても難しいよ!観測すると、観測したことで状況が変化してしまって意味をなさないかもしれないよ!」と言うことだろうか?


私としては原理を解明する科学という分野より、人の役に立つ物を作れればよいと言う工学の分野の方が好きなので、原理は今ひとつよく分からないけれども、人が判断する限りでは人のように振る舞っているように見える物が出来ればそれでいいんじゃないという立場をとる。そして、私の代わりに働いて貰うのだ :-)


「かなりの蓋然性をもって既に死亡しており」なんて言う曖昧なプロローグがあるので、もしかすると、続編を作る気なのかなと思った。

ちなみに本書に登場する店は実在するようである。例えば、東京 湯島のバー エストと言えば EST!(エスト)/湯島/バー、[食べログ] であるし、パーク ハイアットホテルのニューヨークと言えば パーク ハイアット 東京 | ニューヨークグリル,レストラン,新宿,東京,ホテル であると思われる。最も私は行ったことはないのだが、是非一度行ってみたい場所だ。尚、他の店は調べていない。

しかし、パーク ハイアットの方はとても高そうなので私には手が出ないかもしれない。


プロセス・アイ


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