グーグル・ジャパンで働く11人の英語勉強法
本書は「English Zone」誌上での連載を加筆・修正してまとめた本である。本書は書名の通り、Google の日本法人で働いている日本人 11 人にインタビューし彼らの英語学習方法を掲載している。目次は中経出版のサイトで見ることができる。
本書の折り返しには「登場する11人の共通点」として次の項目が挙げられている。
- 日本育ち
- 日本の英語教育を受けた
- 英語で苦労して経験が数え切れないほどある
- 大人になってから、劇的に英語力を伸ばした
- ただ「英語ができる」だけではない
- 英語も一流、仕事も一流
読後の感想としては余り有益とは言えなかった。彼らはエリートすぎる。そもそも全員が大卒(海外の大学を含む)。少なくとも 6 人が海外の大学に留学している。MBA 取得者が 3 人。京大・東大卒数名。共通点として「高学歴」を入れた方が良いかもしれない。
私としては、もう少し普通の人の話を期待していたのだが、ちょっと次元が違いすぎる。その中で為になった箇所としては、村上氏の
- 「「母音」を期待することなかれ」
- 「覚える英単語は、最低1万語!」
と、小川氏の「プレゼンの極意」という節の
まずは誰に何を伝えたいのかをはっきりさせます。さらに、自分がプレゼンテーションをした後に、聞き手がどういう状態になっていたらいいのかを考えます。(以下略)
という部分は参考になった。 後者は英語とは直接関係のない部分ではあるけれども...。
村上氏の意見については著作、 村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける を直接、読んだ方が有益だと思う。
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