村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける
本書は英語を読めたり・書けたり・話したり・聞けたりするにはどのように勉強すべきかを平易に解説した本である。本書のレビューは 玲瓏: 村上式シンプル英語勉強法—使える英語を、本気で身につける がお勧め。本書の要点が巧くまとまっている。
一応、本ブログでも簡単に要点を述べておくと次のようになる。
- 初めは 100 万語、その次は 300 万語を目標に原著を読め。
- 1 万語の単語を覚えろ(熟語は無視して良い)。
- 1000 時間、ネイティブが普通の速度で喋っている物を聞け。
- 英作文は不可能なので、 ネイティブの人が作った文章をストックしておいて、使えそうなフレーズなどを適宜コピーして英借文を作れ。
- タッチタイピングは必須
他の書籍と余り変わらず、要するに英語に時間をかけろという事に尽きる。もっとも、それ以外に王道は無さそうなのでしょうがない。
他の書籍との相違点としては 1 万語の単語を覚えるという部分において、方法は、「覚える」ではなく「見る」ということ。覚えようとするのではなく、毎日 1 万語の単語を目を通すことにより触れる機会を増やし、自然と覚えていけるようにしたらよいと提案している。 もう一つの点は、タッチタイピングが必須であると述べていること。
お勧めの学習書やテキストも紹介されているので参考にすると良い。
本書の価格は税込み 1575 円。 30 分くらいで読めるくらいの分量で、この内容で、この価格はちょっと高いと思う。私は図書館で借りてさらっと読んだが、それくらいで十分だと思う。本書を何度も読むより、本書で紹介されているように、小説のペーパーバックを読んだ方が英語力は身につくと思うので。
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